『真剣勝負』という汚物

スポーツが見世物興行である以上。
選手は観客の望み通りに踊る事が求められる。

観客のために、ローマの奴隷は殺し合いを強要され、
観客のために、キリスト教徒は猛獣に食い殺された。

現代でも、観客はそれを求める。
求めることに、無自覚であるという点では、
ローマのコロッセオで親指を下に向けていた観客と、
何ら変わりはない。

二千年前から、人間のおぞましさは、変わっていない。