ヱヴァンゲリヲン 破 ネタバレ感想

仕事仕事でクソ忙しいっつーのにレイトショーで観てさっき帰ってきました。
また明日(今日?)朝八時から仕事ですが興奮しすぎて全く寝られません。
以下ネタバレ考慮しないので注意。


新キャラのマリ。性格はフリクリっぽいのかなぁと思ってたらやっぱりそんな感じだった。使徒との戦い自体、何かゲームっぽく楽しんでる感じ。旧作エヴァパイロットが程度の差こそあれみんなクソ真面目だったのとは好対照。動機はまだ明かされてないけど、こういう異物的なキャラが活躍するのは面白いと思った。あと十四歳(劇中では年齢語られないが多分同年代だろう)にしちゃ胸でかすぎ。アスカ以上のスタイルって反則だろJK。

アスカ。みやむーって声優やってたのかな? ちょっと演技不安でしたが、大人っぽく大人しくなった声だけど、違和感と感じるほどではなく一安心。ていうかアンタデレるの早すぎやー。サハクィエル戦のしくじりとシンジの活躍?で一気にシンジの事認める展開はちょっと強引かなと感じたり。イスラフェル戦を挟む尺は無かったにしても、二人の相互理解をうかがわせるエピソードはもう一個か二個欲しかった。そしてバルディエルに浸食されたのがトウジじゃなくてアスカだったとは・・・これは夏コミでスライムバルディエルにひどいことされるアスカ本が大量に出回ること請け合い(マテ)。今日の日はさようなら、のBGMが悪趣味過ぎです。首吊りシーン以来のトラウマになりそうな場面でした。もしかしてこのまま退場か?だったら急観にいかねえぞコノヤロウと、予告編を観るまでは思ってましたよ、マジで。アスカのいないエヴァなんて、タレも塩も振っていない生肉ですぜ。

レイ。貴女こそがメインヒロインであります。正直アスカ派でしたが、今作のレイの存在感は異常。料理の練習をしたり、他人の人間関係を気にして自分が何をできるか考えたり、あいさつをしたり、見も知らぬ他人を助けたり、そして最大の変化は、レイの代わりはいない、と主人公のお墨付きをもらえた事。おなじものがいっぱい、という異形の存在としてではなく、たとえユイのうつしみであったとしても、レイはレイ自体の個性を与えられた。あのシンジの叫びのシーンは素で泣きそうになりました。

そして、ああシンジよ。君は十数年を経て、本当に強くなった。不安ととまどい、恐れに萎縮して、何もせずに世界の終末を迎えた前回とは違う。君は、君こそが主人公だと再び確認出来たことが、こんなにもうれしい。正直EOEの結末に衝撃は覚えたものの納得はできていなかったので、今回の熱いシンジは大歓迎です。君の願う世界に、今度こそ。

カヲル君。貴方は何度劇場の女性達を狂喜させれば済むのですか。登場シーンでの黄色い歓声を聞かせてやりたい。今度こそは、ていうのは、一体何度目のループなんだろうとかちょっと思った。願わくば、シンジだけでなく、レイやアスカにも幸せになってほしいんだけどなぁ。

んで使徒たち。
キメラゾンビみたいな第三使徒。アンタ雑魚すぎ。そして仮設五号機もあっさり消えすぎて吹いた。
マトリエル。アンタいつの間にそんだけ強くなったんだ。カメラワークがまんまぼくらのだったぞ。
サハクィエル。あんだけの運動エネルギーがほぼゼロになったところでつばぜりあっても労力の無駄だらう。テレビでもそうだったが、受け止めた時点でエヴァの勝ちだぜあれは。
バルディエル。お前屋上な。トウジならともかく、アスカを、よくも、よくも、よくもアスカを・・・・!!!!!!
ゼルエル。おどれに綾波はやらん。同化したシルエットが半端にエロくて腹立たしさ倍増。ユイさん、レイをサルベージした後のぬけがらは好きなように解体してやってください。あと、もう少し肉弾戦を密度濃くやって欲しかった。

キャラだったり。
ゲンドウさん。少しずつ父親としての自覚が出てきているようでなによりです。息子との和解を目指して、がんばれお父さん!!
オペレーター三人。唯一?前作と全くポジションがぶれない人々。もうちょっと反抗したり独断で突っ走ったりしろよー。
冬月さん。ユイたんに負けないもん、ゲンドウたんはワシのもんだもんなラブっぷりが熱かった。うん、非常に熱かった・・・
トウジ&ケンスケ。テレビ版だと最後にケンスケが嫌なやつになってたけど、今作では問題なさそう。いつでもシンジの友達でいてやってください。
委員長。空気、アンタ空気すぎ。
ミサト。大人になったなぁ。ガキを身体で慰めるとか超外道なことやらかそうとしたテレビ版からすると、すごく成長したなぁと思う。加持とやったりしないあたりも立派。
リツコ姉さん。レイをぶっこわしたりゲンドウを射殺しようとしたりしたヤンデレ姉さんじゃなさそうで安心してたらアスカを貴重なサンプルって・・・それが本心からでないことをマジで祈るよ。アスカを人体実験とかに使ったら・・・
加持さん。相変わらず含みを持たせた言い回しが多い。でもテレビよりはいろいろ積極的に助言したり、自分の願いをたくしたりと、素直。

次回作タイトルは急あらため「Q」。quickeningとかなサブタイトルついてたけど、何か字面とは別の意味も隠されていそうで今からすごく待ち遠しい。ループを切るという意味があるのではとかなサイトがあってなるほどと思った。EOEみたく精神世界とかキャラの自問自答だらけのストーリーではなく、今回のシンジの決断のような、外向きに、前向きに、何かしようというのがうかがえてすばらしい。
こんだけアピールしてて最後は僕はここにいていいんだとか、気持ち悪い、にはならないようにと切に願います。